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ビギナーズルール

この度はお買い上げ頂き、誠にありがとうございました。

カードゲーム「イミューン」のルールのアップデートに伴い、補足の説明書を同封しました。元々のゲーム(ノーマルバージョン)に加え、ルールが簡単なビギナーズバージョンとシンプルで戦略性の高い二人用カードバトルゲームの2つのゲームを新しく追加しました。ビギナーズバージョンは小さなお子様でも充分楽しめるように、病原体と免疫細胞をマッチングしていくだけの簡単なゲーム構造となっております。ノーマルバージョンは、戦略が必要とされる心理戦のゲームとなっております。初めてこのゲームをプレイされて、ノーマルゲームのルールが複雑だと感じた場合、まずはビギナーズバージョンでゲームに慣れていただくと、よりスムースにノーマルバージョンを遊んでいただけるかと思います。ノーマルバージョンのルールが少し複雑な為、websiteで画像を使いながら詳しく説明しておりますので、どうぞ参考にして下さい。また、ルール説明の動画も「イミューン」websiteからご覧になれます。是非、下記のQR codeをスキャン、またはhttp://immunegames.comにアクセスをお願いいたします。

  「イミューン」スタッフ一同

世の中には病原体が満ち溢れています。病気になると生活の質(Quality of Life)が下がり、QOLトークンが没収されます。でも大丈夫! あなたには免疫という強い味方がいます。病原体カードを受け取っても、免疫カードとペアにすることで健康な生活を続けられるのです。

プレイヤーのターン終了時に健康な状態であり*1、なおかつ手元のQOLトークン(丸い黄色いトークン)が10枚以上あると勝ちです。

*1健康な状態とはプレイヤーが自分の手元に並べた病原体カードがすべて、獲得免疫カードまたはワクチンカードとペアになっている状態のことを言います。

ルール解説:獲得免疫カードかワクチンカードとペアになった病原体カードは病気を治癒していることを示しています。

勝負が付かず、山札が切れた場合はその時点で手元のQOLトークンが一番多いプレイヤーの勝利となります。もし同点であれば、病原体カードと獲得免疫カードかワクチンカードのペアの数が多いプレイヤーの勝ちです。

(1)適当な方法(ジャンケン、年齢、等)で一番最初にプレイする人を決めます。プレイの順番は時計周りに進みます。

(2)カードを病原体カード(裏面が赤色)、獲得免疫カード(裏面が黄色)、自然免疫カード(4種類、裏面が青/緑色)、ワクチンカード(4種類、裏面が青/緑色)に分けます。

(3)プレイヤー全員に手札を配ります:獲得免疫カードを2枚、自然免疫カードを1枚、ワクチンカードを1枚の計4枚。余った自然免疫カードとワクチンカードカードは箱に戻し、ゲームには使いません。

(4)獲得免疫カードをよく切って山札を作り、中央に置きます。この山札を「獲得免疫山札」(裏面が黄色)と呼びます。

(5)病原体カードをよく切って山札を作り、中央に置きます。この山札を「病原体山札」(裏面が赤色)と呼びます。

(6)QOLトークンの山を作り、山札の横に置きます。

各プレイヤーはQOLトークン3枚を山から取り、手元に置き、いよいよゲームスタートです!

このゲームにはプレイモードが二つ存在します:通常モードと入院モード。プレイヤー全員、通常モードでゲームが始まります。

プレイヤーは自分のターンの時に下記のステップ1〜4を一式として行います。ステップを終えると、次のプレイヤーが同様にステップ1〜4を行い、順番に各プレイヤーに続いていきます。ゲームは時計回りに進行し、勝敗が決まるまで続けます。

ステップ1(感染ステップ)

(1)獲得免疫山札(裏面が黄色)から一枚カードを引き、手札に取ります。

(2)QOLトークンを一枚取ります

(3)病原体山札(裏面が赤色)から一枚カードを引き、病原体を表にして自分の手元に置きます。もし引いたカードがすでに持っている病原体カードと同じ場合(最初のターンではありません)、同じカード同士何枚でも重ねて、一つの病原体として扱います。すでに病気を治している場合(病原体カードが獲得免疫カード/ワクチンカードとペアになっている状態)も同じ種類の病原体カードは重ねられます。

ルール解説:病原体は私達の周りに沢山存在しています。生活していく上で、病原体に感染することで病気を発症することがあります。このゲームでは“病原体に感染する=病気の発症“となります。

ステップ2(治癒ステップ)

獲得免疫カード/ワクチンカードとペア*になっていない病原体カードがある場合、まだプレイヤーがその病気を発症していることを表します。このステップでは病気を治すことが目的です。

*2病原体カードを自然免疫カードまたは獲得免疫カードと「ペアにする」ということは、その病原体カードに書かれている自然免疫細胞または獲得免疫細胞のカードと合わせることをいいます。例えば、写真のインフルエンザウィルスには「対応できる自然免疫としてNK細胞」または「対応できる獲得免疫としてIgG B細胞またはTh1ヘルパーT細胞」を合わせることでペアが成立します。免疫細胞の名前に慣れていない場合は記号でもわかるようになっています(ハートマーク、等)。 

プレイヤーは以下の2つの方法で手元にある病原体カードに対処していきます。プレイヤーは自分のターンの時に以下の2つの行動を何回でも行うことができます。

プレイヤーが行える2つの行動

獲得免疫カード・ワクチンカードを使う
病原体カードに記されている対応する獲得免疫カード、もしくはワクチンカードを病原体カードとペアにします。ペアにした獲得免疫カードやワクチンカードは病原体カードの下方に置きます。

※一度病原体カードとペアにした獲得免疫カードは以後そのペアから外すことはできません。同じ獲得免疫カードを2枚以上手札に持っていたり、後から引いたりした場合には、そのカードを他の病原体カードとペアにすることはできます。

自然免疫カードを使う
病原体カードに該当する自然免疫カードとペアにすることができます。しかし、同じ病原体カードが2枚以上重なっている病原体カードに対しては使えません。ペアにした自然免疫カードは病原体カードの下方に置きます。これだけでは病気は治せませんが、毒性を消すことは出来ます(ステップ3を参照)。

ルール解説:病原体カードに対応する獲得免疫と自然免疫カードがあるのは病原体に弱点となる免疫細胞が存在するからです。獲得免疫細胞で病気を治した場合は免疫記憶が備わります(なので一度ペアにした獲得免疫カードと病原体カードをペアから外すことが出来ません)。免疫記憶が備わるとその病原体による病気の発症を防ぎます(なので獲得免疫カードまたはワクチンカードとペアにした病原体カードは、以後、同じ病原体カードを引いても病気にならないのです)。このゲームでは自然免疫細胞で病気は治せませんが、病気発症の毒性が一時的に消えます(ステップ3を参照)。また、病原体の数が多すぎると自然免疫細胞では手に負えなくなります(なので同じ病原体カードが2枚以上重なっていると、自然免疫カードは使えません)。

ステップ3(毒性ステップ)

プレイヤーは自然免疫カード、獲得免疫カード、もしくはワクチンカードとペアになっていない全ての病原体の毒性*を合計し、その数だけQOLトークンが山に没収されます。手元のQOLトークンが足りない場合は入院カードをもらい、見えるように手元に置きます。入院カードをもらうと、次のターンは入院モードでプレイします。(入院モードを参照)

*3毒性は病原体カード左上のドクロマークの横にある数字です。(ステップ2の図を参照) 

ルール解説:病原体の種類により病気が発症した時の重症度が異なります。このゲームではその重症度を毒性で数値化しています。

ステップ4(ターン終了)

病原体カードとペアになっている自然免疫カードだけを手札に戻します。手札に戻した自然免疫カードは対応するどの病原体カードにでも次のターンで使えます。

もしプレイヤーの手元に並べられた病原体カードがすべて獲得免疫カード、またはワクチンカードとペアになっていて、なおかつQOLトークンが手元に10枚以上あれば、その時点でそのプレイヤーの勝利となります。その他の場合は、これでターン終了です。次のプレイヤーにターンが移り、通常モードのステップ1〜4、または入院モードを繰り返します。

その他、もしいずれかの山札が切れた場合はそこでゲーム終了となります。その時点で手元のQOLトークンが一番多いプレイヤーの勝利が決まります。同点であれば、病原体カードと獲得免疫カードかワクチンカードのペアの数が多いプレイヤーの勝ちです。

ルール解説:自然免疫細胞には免疫記憶が備わらないので、自然免疫カードは病原体カードのペアから外します。

入院カードが手元にある場合、その1ターンだけ通常プレーはできません。獲得免疫カードの山札から2枚カードを手札に加えるだけでそのプレイヤーのターンは終了となります。入院カードを戻し、次のターンから通常モードに戻ります。

ルール解説:入院して治療を受けることにより病気の症状が緩和されます(なので病気になっていてもQOLトークンは没収されません)。新しい感染も防ぎ(なので新しい病原体カードを引かなくてすみます)、免疫機能も向上します(なので獲得免疫カードを2枚もらうことができます)。

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